概要
Dnsmasq を使って、DHCP サーバーを設置する。
環境
- Debian 9 “stretch”
- Dnsmasq 2.76
手順
Dnsmasq のインストール
# apt install dnsmasq
/etc/dnsmasq.conf の設定
<例>
・ネットワークアドレスは 192.168.1.0
・192.168.1.30 ~ 199 を DHCP でリース、期間は 12h
port=0 DHCP だけで DNS サーバー機能を使わない場合 dhcp-range=192.168.1.30,192.168.1.199,12h リースする IP アドレスの範囲と期間 dhcp-option=option:router,192.168.1.1 dhcp-option=option:dns-server,192.168.1.1 dhcp-option=option:netmask,255.255.255.0 dhcp-host=xx:xx:xx:3e:4e:2e,192.168.1.30 IP アドレスの予約
conf を修正したら必ず再起動して反映する。
# systemctl restart dnsmasq
# dnsmasq –test で設定ファイルのチェックが可能。
応用
/etc/dnsmasq.d/ の活用
設定は /etc/dnsmasq.conf 以外に、/etc/dnsmasq.d/ 以下にあるファイルも読み込まれる。
これを利用して、/etc/dnsmasq.d/dhcp-host.conf を作り、メンテが発生しやすいIPアドレスの予約部分のみをこのファイルに羅列すると管理しやすい。
dhcp-host=xx:xx:xx:xx:xx:xx,192.168.1.40 dhcp-host=xx:xx:xx:xx:xx:xx,192.168.1.41 dhcp-host=xx:xx:xx:xx:xx:xx,192.168.1.42
DHCP に割当させたくない IP アドレスがある場合、MAC アドレス を 00:00:00:00:00:00 のようにダミーとして設定しておく。
リース状況
IP アドレスのリース状況は以下のファイルを参照。
/var/lib/misc/dnsmasq.leases
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