概要
Intel NUC(BOXNUC6I5SYK) に ESXi 6.5 をインストールする。
標準のインストールイメージファイル(ISO) では NUC の SATA がサポートされていないため、非公式の SATA ドライバを組み込んだ ISO イメージを作成し、USB メモリからインストールする。
環境
対象環境
- Intel NUC BOXNUC6I5SYK → BOXNUC6i5SYH
- – BIOS0054
- – M2.SSD (Crucial MX300 525GB) → 2.5 インチ SSD (Samsung SSD 750 EVO)
作業環境
- Windows 10 Pro
- – VMware-VMvisor-Installer-6.5.0-4564106.x86_64.iso
- – Sata-xahci / Offline Bundle of version 1.38
- – ESXi-Customizer 2.7.2
カスタム ISO の作成
ファイルの準備
-
(1) VMware の HP から ESXi 6.5 の ISO イメージをダウンロード。
(2) Sata-xahci / Offline Bundle of version 1.38 を以下のページの最下段リンクからダウンロード。
ESXi-Custmizer の実行
以下のサイトから ESXi-Customizer 2.7.2 をダウンロードし、展開する。
そのまま実行すると以下のエラーになり実行できない。
ESXi-Customizer.cmd をテキストエディタで開き、260行目をコメントアウトする。
REM if "!WinVer!" LSS "5.1" call :earlyFatal Unsupported Windows Version: !WinVer!. At least Windows XP is required & exit /b 1
ESXi-Customizer.cmd を実行し、上から ISO ファイル、sata-xahci-1.38-1.x86_64.vib、カスタム ISO が作成されるフォルダを指定し、[Run!] をクリック。
途中、ESXi-Customizer-PS を使用するように言われるが、[いいえ] でスルー。
ESXi-5.x-Custom.iso が作成される。
NUC にインストール
USB メモリに書き込む
unetbootin を利用して、作成したカスタム ISO を USB メモリに書き込む。
USB メモリでブート
作成した USB メモリを NUC に差し込みブート。
起動時に [F10] を押すことで、起動デバイスを指定できる。
追記
問題発生
ESXi をインストールし動作するところまでは出来たが、SSD(M2) のパフォーマンスが極端に悪い状況。ログを確認したところ、「ボリュームへのアクセスが失われました」と「リストアしました」のメッセージが30秒に1度ほど繰り返し出ていることを確認。
BIOS は最新 (SY0054) で、メモリテストも問題ナシ。
対策
SSD の初期不良だと判断し、別の SSD に交換したが改善せず。他の NUC (BOXNUC6i5SYH) を購入し、同じ構成でチェックしたところ、同じ症状が!
そこで M2.SSD の使用を止め、普通の 2.5インチ SSD (Samsung SSD 750 EVO) にしたところ、ようやく改善した。
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