概要
Raspberry Pi をヘッドレス (ディスプレイ・キーボード・マウス無し) で Raspbian Strech をインストールする方法。
環境
- Raspberry Pi 3
- RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP 4.9
- RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP 4.9
- Windows 10 Pro
インストール手順
OS イメージのダウンロード
以下のサイトから OS イメージをダウンロードする。
GUI を使う場合は RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP、使わない場合は RASPBIAN STRETCH LITE。
上記のサイトが重い場合は、下記のミラーサイトがオススメ。
SD カードのフォーマット
Windows の場合は下記のサイトの SD カードフォーマッターの利用を推奨。
OS イメージの書き込み
ダウンロードした OS イメージを SD カードに書き込む。
書き込みツールは Etcher を推奨。
Etcher は Windows 以外にも Mac, Linux とマルチ OS 対応。
Windows 用はインストール版以外にもポータブル版 (exe のみ1ファイル) もある。
SSHの有効化
ここまでは通常のインストールと全く同じ。
以前の raspbian は SSH がデフォルトで有効になっていたが、現在 (2016年11月頃以降) はセキュリティの問題から SSH は無効になっている。
なので SSH を有効にする必要がある。
SSH を有効にするのは簡単で、boot ディレクトリの直下に ssh (小文字) という空のファイルを作成するだけ。
Windows の場合は、エクスプローラーで新規の テキストドキュメントを作成。
この時に拡張子 (.txt) は削除する。
Raspberry Pi の起動
作成した SD カードを Raspberry Pi にセットし、LAN ケーブルを接続し、電源を ON にする。
SSH で接続
Windows 用の SSH クライアントは RLogin を推奨。
Raspbian の初期ユーザー ID とパスワードは pi, raspberry。
IP アドレスを使わない場合
Windows
iTunes がインストールされている環境なら raspberrypi.local で接続。
そうではないなら IP アドレスを調べて接続。
Mac
$ ssh pi@raspberrypi.local
IP アドレスの探し方
Raspberry Pi の IP アドレスは以下のいずれかの方法で探す。
- Mac から $ arp -a
- スマホ (iOS / Android) の Fing アプリを使う
- DHCP サーバー (ルータ) のログ等を参照